こんにちは、らいむです。
結婚と同時に義両親と同居をはじめて4年目になりました。水回りもリビングも全て共有の完全同居です。
実は私も同居前は義両親はとてもいい人達だし、家賃も払わなくていいし何でみんな嫌がるの?と思っていました。
夫が住宅ローン払ってるし、さらに家賃も払うのは大変だから、夫の実家で義両親と同居することになったよ。
え…同居するの?それ大丈夫なの?
………偉いね。無理しないようにね。
え?う、うん…
義両親はいい人達だし、大丈夫だと思うけど…
「同居する」とまわりに伝えると必ず返ってくる言葉が「偉いね…」その意味も分からず同居生活がスタート。
もちろん同居が全て悪いというわけではないです。
実際うまくいっている人もいますし、逆にうまくいっていない人も、表面上はうまくいっているけど実はお互い我慢のストレスだらけ…という人も中にはいるでしょう。
今回は同居嫁の私の義両親との「同居生活」を通して実際に体験したメリット、デメリットを書いていきます。
これからパートナーの両親と同居するか迷っている方、すでに同居していて悩んでいる方に少しでも参考にしていただければと思います。
1.同居は天国?義両親との同居メリット3つ!
義両親と同居をして実感したメリットを3つ紹介します。
- 貯蓄しやすくなる
- 家事分担してもらえることがある
- 緊急時に子どもを見てもらえることがある
1.貯蓄しやすくなる
まず一番実感できたメリットは何といってもお金をためやすいということです。
同居当初、義両親と夫が住んでいる家に私が入るというかたちだったため、私は水道光熱費も食費も家賃も生活にかかるお金はほぼかからないという期間がありました。
私が居なかったときのまま持ち家のローンは夫が払っており、水道光熱費はお義父さんが、食費はお義母さんが負担してくれていました。
かかる費用といえば自分自身の携帯や保険、衣服代でしょうか…実家暮らしと変わりませんね。
貯蓄という面ではとてもありがたい事でした。
言い換えれば義両親側からしたら完全に私はお客様扱いだったわけですが…。
私は普段は普通に仕事をして時には残業までして稼いでいるわけですから、よほどの消費をしていかない限りお金はたまりますよね。
ありがたい事にその期間があったおかげでこれから必要になってくるであろう子どもの費用や、車代(田舎なので車は絶対必要)などを早いうちに少しでも貯められたと感じています。
今ではさすがにほとんどの費用は夫と私で支払っていますが、たまに食費を負担してくれたり町内会費を払っておいてくれたりしますので、ギリギリの生活ではなく貯蓄もしていける生活ができていると思います。
2.家事分担してもらえることがある
これは義両親の性格や状況によっても大きく変わってくるところです。家事のやり方というのもやはり嫁と姑ではやり方が変わってくるもの…
実は1階にあるリビングやキッチンの掃除を毎日私がやっていた時期があったのですが、毎回感謝の言葉はあれど文句に近いことも言われていたんですね…
さすがに毎日文句を言われ続けると気分が悪いもの…
ある日を境に1階の掃除をするのをピタリと辞めました。
この時から1階はお義母さんが、2階は私が掃除をしてお互い口出しをしないという暗黙のルールが出来上がりました。
とはいえお義母さんも高齢ですので、ある程度はできるもののちゃんと洗えていないことや掃除できてない事もしばしば…しかし私が掃除をするとお義母さんは嫌なのです。
そこでうちでは休みの日に夫が1階の気になるところを掃除してくれるようになりました。
ちなみにお義母さんは夫には文句言いません。やっている掃除は私と変わらないんですけどね…
何はともあれ結果的には私は家の半分程度の掃除で済んでいるわけです。
3.緊急時に子どもをみてもらえることがある
子どもができるとただ自分のことだけをやっていればいいというわけにはいかなくなります。
自分も動けない、更に夫も動けない…でもすぐに対応しなければならない!
そんな状況に万が一遭遇した時にすぐに子どもの世話を頼める人がいるというのはとても助かることですね。
ただし子どもの世話は基本は夫婦で協力してやっています。妻がダメなときは夫が、夫がダメなときは妻が!
どうしても両方ダメなときのみお願いをするを意識しておかないと、無意識とはいえどんどん子育てに口出しされるようになり余計なストレスにつながってしまうこともあります。
2.同居は地獄?義両親との同居デメリット3つ!
義両親と同居をして最も苦労していることを3つ紹介します。
細かく言えばまだまだあるのですが…
- 自分の家なのに安らげない
- 過干渉
- 夫が成長しない
1.自分の家なのに安らげない
同居をはじめて私がすぐに直面した問題です。
常に義両親の存在を気にしていなければならず、家なのにずっと会社にいるような気分でした。
挨拶は敬語で、出かけるときは行き先を伝えなければならないし、もちろんリビングやキッチンなんて自由に使えませんし、友達を呼ぶなんてもってのほか、同居はじめは洗濯機ですらお義母さんに許可をとらないと使わせてもらえませんでした。
何だか常に監視されている気分ですね…
ちなみにお風呂も気をつかってどんなに遅くなっても私が一番最後に入り、出た後は軽く掃除をしていました。
2階の部屋にこもっても音がうるさいんじゃないかと気をつかい、テレビも見れない状況でした。
夫は仕事で帰りは遅く話し相手もいない…同居をはじめてしばらくは存在感を消すようにずっと資格の勉強をしていました。
今でこそここまでではないですが、ずっと居候気分で「自分の家」というにはほど遠い状況でした。
もちろんこんな状況で安らげるわけないですね。
2.過干渉
日常的にはこれが一番ストレスになっていることかもしれません。
親というものは子どもがいくつになっても気になるものということはわかりますが、夫婦のことや育児にまでいちいち口を出されていたらたまったものではありません。
本来夫婦で話し合って決めたいことでも、そこに義両親がいるとなれば悪気が無いとしても口をはさみ干渉されます。
3.夫が成長しない
完全に同居嫁の私の主観ですが、夫婦2人で頑張っている家庭よりも断然夫が何もしなくなる環境なのが同居だと感じました。
結婚をしたら2人で家庭を築いていくものという私のイメージは通用しませんでした。なぜなら夫からしたら元からあった自分の家庭に妻が付け足されたという感覚だからです。
妻ができなければ、今まで通りお義母さんお義父さんに全てやってもらえばいいのですから、いつまでたっても子どものままです。
それは子どもができてからもあまり変わりませんでした。
赤ちゃん泣きやまないなぁ…こうかな?こうか…?
あら、泣いてるの?かしなさい!
あら、大人しくなったわね、かしなさい!
私が全部やるからかしなさい!
この子の親はお義母さんじゃないですよね?何で親が頑張ろうとしてるのにそれを邪魔するの?
夫がうまく育児ができないときは何でもお義母さんが手を出し…お義母さんも夫ができないなら全て私がやるというスタンスでそれを疑問にも思わない夫…
義両親が夫が親として成長していく機会を完全に奪っていたのです。たまにではありません、日常的にです!
さすがに私は我慢できず大激怒!
話し合いをした結果、育児は基本夫婦でどうにも困ったときはお義母さんにアドバイスを求めるということでまとまりましたが、その後も何度か衝突はありました。
3.同居嫁が義両親とうまくやっていく方法2つ
では同居をはじめてしまったらどうしたらいいの?
私が実践していることを2つ紹介します。
- 計画的な貯蓄をしておく
- お互い干渉しすぎない
1.計画的な貯蓄をしておく
メリットでも書きましたが、同居をするとお金をためやすくなります。
そこをしっかりと活かしていきましょう。
しっかりと自分に貯蓄があることで、いざ同居を解消するとなったときの資金になります。
解消まではいかなくとも貯蓄がしっかりあれば自分はいつでもこの家を離れてもやっていけるという自信にもつながります。
2.お互い干渉しすぎない
同居に大切なことはお互い干渉しすぎないこと、つまり距離感だと思っています。
私が義両親に夫婦のことや育児に干渉されてストレスだったように、義両親からしても自分たちのことに干渉されてはあまりいい気分ではないと思います。
夫婦でケンカをしていても放っておいてほしいし、私も義両親と夫がケンカをしていても絶対に入っていきません。
同居していてもお互い程よい距離感でそれぞれの生活に干渉するのではなく尊重していけるといいですね。
4.もし義両親と同居するかしないか迷っているなら
お金の問題や介護の問題、自営の跡継ぎなどどうしても同居をしなければならない理由は家庭によって事情は様々あるでしょう。
しかし、もし同居をしないという選択肢が残されているのであれば、私は同居をしないという選択をお勧めします。
なぜなら、一度同居をはじめてしまうと解消するのはとても大変だからです。
お互い修復不可能なほどの関係に陥ってから同居解消なんて誰もしたくはないはずです。どうしても同居しなければならなくなったときにすればいいのです。
同居をすれば親孝行?では同居をしていない方は親不孝なのでしょうか?
私からしたら、毎日お互い気をつかいあって精神すり減らしてそんな生活をさせている方がよほど親不孝ではないでしょうか。
たまに遊びに来て思いっきり話し相手をしてあげる方がとても親孝行に感じます。
義両親と長く良好な関係を保っていくには、干渉しすぎないほどよい距離感が重要ですね!
同居はお互いの距離感をとるのが非常に難しいという事を実感しました…
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